トップメッセージ

 

代表取締役社長 安徳 孝平

株主の皆様には格別のご支援を賜り、心より厚く御礼申し上げます。

 

我が国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大により極めて厳しい状況が続いておりますが、当社の主な事業領域である、モバイルゲーム事業を取り巻く環境につきましては、ゲームで遊ぶ時間が増加し、モバイルゲームに対するユーザーの需要が急増したことで、一定の成熟傾向は見られるものの、その市場規模は今後も拡大する見通しであります。

 

このような事業環境の中、当社では、2020年10月27日に、アニメ『五等分の花嫁』初のゲームアプリ「五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。」をリリースし、現在までに555万ダウンロードを突破するなど、売上収益に大きく貢献しております。
また、10周年を迎えた「ぼくのレストラン2」及び「ガルショ☆」、3周年を迎えました欅坂46・日向坂46公式ゲームアプリ「欅のキセキ/日向のアユミ」や1周年を迎えた「ディライズ~忘却の真王と盟約の天使~」も引き続き安定水準を維持しております。

 

当社は、2020年に収益構造の最適化の観点で、不採算タイトルの効率化、業務の内製化、人員の適正化などリストラクチャリングを実行してまいりました。
更に、テレワークにおいても生産性向上が図られ、場所を問わずチーム体制が有効に機能したことが確認され、運用に支障がないことが証明されたこともあり、本店移転に伴うコスト圧縮も図られました。

 

このような施策により、2020年度第4四半期の業績は大きく改善し、黒字転換を果たしております。2021年度においても、収益基盤の安定化が図られたなかで、新規タイトルをリリースしていくことで新たな収益の貢献が期待され、当社の年間を通じた業績改善が見込まれます。

 

当社は、ゲーム事業に注力し、新規タイトルを年1~2本ペースでリリースし利益を積み上げる方針とし、既存タイトルの効果的運営、新規タイトルの投入による売上収益の拡大、海外展開の推進を通じて、企業価値の向上、株主の皆様の利益向上につなげてまいりたいと思います。

今後も株主の皆様には、より一層のご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

2021年3月

代表取締役社長
安徳 孝平